亡くなった方に会う再会療法
こんにちは!さくらです。
ヒプノセラピーでは、亡くなった人に会いに行く療法があります。
悲嘆療法という手法なのですが、どうも、このネーミングがいけてない…
なんか、嘆き悲しむというイメージがあって、悲壮感漂う感覚が、しっくりこないんですよね。
そこで、私たち、ヒプノセラピスト仲間内では、悲嘆療法を
- 「再会」
というちょっとワクワクする楽しい感覚にして呼んでいます。
突然の別れで、生前に充分なお別れができず、もっとお話ししたかった…と思う方、
大好きだった、先に亡くなった方に会いたいと思う方、
赤ちゃんや子どもを亡くされた方、
人との出会いや別れは偶然で必然。
さまざまなご縁が繋がり、今ここに私たちは存在しています。
今世でご一緒だったのも、お別れしたのも、全てに意味があります。
ヒプノセラピーってとても便利で合理的な手法ですよね。
だって、普通考えたら、亡くなった人には簡単に会えませんよ。
まして、聞きたい事を聞いてみたり、メッセージをもらうなんて、簡単にはできない。
でも、ヒプノセラピーならできますよ!!
私もこの再会療法で、もうすでに亡くなった両親に会いたい!とぽろっと呟いたことがきっかけで心優し仲間がその場をセッティングしてくれました。
今回は、私がセラピスト仲間のみかんありささんから、「再会療法」を受けたお話ををご紹介します。
最初に「お父さん、お母さんとの、思い出の場面に行ってみましょう」
と声をかけていただき、出てきた場面は、子どもの頃の家族旅行でドライブの途中で記念写真を撮ったシーン。
一枚の写真が目に浮かびます。
橋の上で車を停めて、写真を撮っています。
お母さんの声が聞こえてきます。
「皆んなで、面白いポーズをとったらいいんじゃない?」
「シェーって!」
*注意*シェーはアニメ、おそまつくんのイヤミがとったポーズ
かすかな記憶の中で、お母さん、兄弟、従兄弟とで、ポーズをとったのを思い出しました。
後日、この証拠写真を捜索に実家に行き、その写真を発見しました。
それが、こちらの写真です。
赤ちゃんだった弟を抱っこした母、お姉ちゃんといとこのお兄ちゃんと3歳くらいの子どもの私の写った写真。
もう、この写真を見て、胸が熱くなりました。
若くて、痩せてきれいな母。
わたしも、中途半端ながら、ポーズをとっています。
ああ、こんな服持っていたなぁ、かわいい靴履いてる〜
忘れていた記憶が、確かに、心の中に丁寧に折りたたまれて大切にしまわれていたんだ!
お母さん、いつも明るくて、笑顔だったなぁ
疑問に思うのは、お父さんの存在。
わたしの記憶の中では、お父さんがこの写真を撮ってくれています。そして、母と同様に若いんですよ。
これも、証拠写真を発見しました。
父も若くてイケメンでした!
次に「両親との思い出の重要な出来事」に移動します。
出てきたのは、子供の頃の家族旅行の場面でした。
夏に海辺の民宿に家族旅行に行った時の晩御飯を食べているところ。
テーブルの上には、海の幸が並び、お父さんはお酒を飲み上機嫌で、お母さんが焼き魚の身をほぐして骨を取り、子どもたちに順番に食べさせている情景です。
夕食の後は、浜辺で花火を皆んなで楽しむ様子に移りました。
子どもたちは手に花火を持ち、パチパチする花火の光を楽しんでいます。
花火を手に持ち走り回って叱られたり、線香花火の火玉をじっとみつめたり。
お父さんが打ち上げ花火に火を付けて、夜空に光る花火の輪をワクワク眺めている幸せな時間です。
幻想的で、非日常で
「これがずっと続けばいいのに・・・」
と心から感じているのが伝わってきます。
今このシーンを見て思うのは、両親に私たち子供はとても可愛がられていたんだなあということです。
そして、お父さんとお母さんも自分が楽しめるイベントを積極的につくっていたこと。
[皆が楽しいからそれでいいんじゃないの。]
という、自然な感じでした。
両親は共働きでいつも忙しく働いていたのを覚えていますが、仕事も全量投球、遊びも計画できる心の余裕すら持ち合わせていたんですね。
今の私に、このシーンを見せてくれたのは、そういう、心の余裕を持つことを忘れないで
と生き方、子育てを通じて示してくれたんだと思いました。
そして、こんなに小さい3歳の子供の記憶が、今の私の心の支えになっていることに気づきました。
両親に愛されていたこと、大切にされていたこと、沢山の幸せな思い出をプレゼントしてくれていたこと、全てが感謝で一杯です。
この経験が、根本的な私の生き方の基本をつくっていた。
自分を認めて肯定すること、自分を大切にすること、それが当たり前にできれば、周りの人も大切にできる。
とてもコアな部分を子供の頃に教えてもらっていたこと、、本当にありがたいと感じました。
「ご両親はどんな風にさくらさんを守って下さっていますか?」
というふうに尋ねてもらいました。
天から大きな傘がふわっと降りてきて、その傘の下で、周りから降ってくるものから守ってもらっているイメージがうかびました
そして、お父さんからはこんなメッセージももらいました。
父は写真を取ることが大好きで、趣味の写真はプロ級の腕前だったんです。
その父が手にカメラを持ち未来の青写真をパシャパシャと数枚撮って見せてくれています。
それは、まだ見ぬ未来の光景です。
父はにこっと笑いこう言いました。
どこからか、鈴の音が聞こえてきます。
(笑っているようにコロコロという音で聞こえます)
「この写真は、これから徐々に現像されて現れてくるから、楽しみにして、自分が楽しいと思うことをどんどんやっていけばいいよ」
写真に写りだす光景はどんどん変わっていく、丸くなったり、四角になったり、多面体に変形してもいい。どんな形でもオッケー!
そんな風にも伝わってきます。
最後に、お父さんとお母さんにはいつでも会える事も教えてもらいました。
そうです、ヒプノセラピーでいつでも会えるし、思い出すきっかけは子供の頃に両親と見た花火のシーンなんだって。
みかんありささん、今回は、素敵な再会をナビゲートしてもらい、ありがとうございました。
そして、セッションの内容をグラレコしてプレゼントしてくださいました。
本当に温かい心のこもったギフトを受け取り、ずっと宝物にしようと思いました。
どうもありがとうございました。
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