お金を盗まれた
今回は『過去世』に関わる夢についてを書きます。
どうして、夢で過去生?なのかですが、私たちの潜在意識に
繋がる方法は幾つかありますが、
寝ている間は潜在意識と繋がりやすく、
「意図」を持って夢を見るとその意図したところを夢は見せてくれます。
輪廻転生を繰り返して、今世で今ここで生を受けて生きている私たち。
過去世という概念があるとして、様々な過去の経験や
感情のパターンは今の自分に少なからず影響しています。
今世だけでなく、過去に生きた時代に起こったことが、潜在意識に保管されているのです。
今世で何かうまく行かない現象や思い込みのパターンがあるとしたら、
もしかしたら過去世がらみの影響である可能性はあります。
ヒプノセラピーでも過去世に退行してその場面を見ることはできるのですが、
夢でもそれは可能です。
どんな過去世があったのか・・・
私はヒプノセラピストで自分でもたくさんの過去世を見てきました。
その過去世ではない、全く思いもよらなかった過去世を今回の夢を通して見ました。
今回の夢は『お金を盗まれる』夢です。
学校の寮に住んでいて、自分の部屋に帰ると、お金が盗まれていることに気づいた。
お金の管理が雑で銀行の封筒のような袋に数十枚の紙幣を入れたものを
棚の中に置いていたものがなくなっていた。
部屋は荒らされておらず整っている
それに気づき、警察に連絡して届けた。
お金がなくなった時の気持ちは、しっかり管理していなかったことを後悔している。
それを周りの人に知られるのが嫌だと思っている。
寮 人生を共に学ぶ仲間の住む、共同生活の場
お金 警戒心
部屋 内面の状態は整っている
ここでおかしいな〜と思うことは
被害者なのに
「周囲に知られるのが恥ずかしい、
自分の落ち度を気にして、大事なお金が無くなったことはあまり気にしていない
お金を取られたのに怒らない」
というところです。
通常、お金を空き巣に盗まれたなら、怒りますよね!
なのに、怒ってないし、むしろ自分が悪いと思っていて、みんなに知られたくないと思っているなんて・・
今の私ならあり得ません!!
今回のこの過去世の夢から学ぶこと
過去生の夢として、ここでの出来事が今生の人との
関係のとり方の土台の1つになったのかもしれません。
信頼していた人に裏切られた口惜しさや後悔で
自分の心を閉じることにしたのかも・・・
ずっとこの夢の分析を通じて流れてくるテーマは「自分の心を開くこと」です。
心を開く鍵を見つけて、その鍵を手にしても、自分の心を開くのを恐れていたという
これまでの夢のストーリーの流れが
ここの過去世での「お金を信じている人に盗まれた」という夢に繋がりました。
心を開くのが怖かった原因は信頼していた人に突然裏切られた悔しさと後悔だったとは!
実はその当時、人間関係で悩んでいたことがありました。
信頼していた人との関係が急にうまく行かなくなったことがありました。
今回想すると、この感覚に似ています。
(今世では流石に色々なネガティブな感情が溢れてきましたが・・)
この経験を消化できないまま(自分の中ではもう消化できたと思っていましたが)
暮らす日々の中で見たこの過去世の夢は意味があり、この未消化の感情を癒し納得させるものでした。
そして同時に、今その課題に取り組む必要があるから見た夢だと実感しました。
ずっと封印してきた気持ちが溢れてきて、その気持ちに蓋をしてきたことを直視することになったのです。
今まで言えなかったことをこのような形で気持ちを整理して、表現することは
私にとってとても大きな一歩になりました。
「心を開くこと」 次のテーマの夢は『一番古い夢』です。
”ハイヤーセルフに会う”というヒプノセラピーとの出会いの
きっかけになった夢について次回は書きたいと思います